KINTO Journal issue012019.11.22

KINTOさんの食器などの商品は、日本はもちろん、タイでも、ヨーロッパでも見るようになりました。The daysのハーブティーを試作し始めたときから、茶葉が踊る姿が見られるポットとして、UNITEAのポットをよく使っていました。今回は、縁ありまして、年間でのサイトのお仕事が始まりました。その流れで、11月の展示会に冊子をつくりたい、というお話を伺い、急遽始まったJournalです。超特急だけど、妥協のない冊子が出来上がりました。

36ページのこの冊子には、KINTOさんが感じていること、醸し出す“雰囲気”が詰まっています。そして、サイトで連載するエッセイなども、フライング的に読むことができます。今回は、我らの仲間である内野加奈子さんの「人の仕事」と山食堂矢沢路恵さんの「食の音、旬の匂い」が掲載されています。どちらも、何よりも大切だけど見えないもの、見えるけど正体がわからないもの、でも大事にしたいものを感じるもので、とても気に入っています。他にも、うちの玉置に書いてもらった「未来の記憶」「緑のある生活」もお気に入り。敢えて商品詳細情報を入れない、と決めてくださったおかげで、商品を見てみたくなるような仕上がりにできたと思います。

そして、スティルウォーターが起業当初から始めている食のイベント「日々、これ食卓」の料理人である大黒谷寿恵さんに、食のページをおねがいしました。そのタイトルは「金曜日の夜ごはん」。金曜日は平日の終わり、仕事も終わっている状態。そして週末が全部残ってる状態の直前。誰かと、またはのんびり一人で食べるご飯は、1週間を振り返りながら、明日からの素敵な休日を想像する、なんてすてきな時間。ということで、そんな時提案したいメニューをお願いしました。
こちらに掲載したメニューは、塩豚のシュークルート。このメニュー作りは、日曜日に豚肉を塩に漬けることから始まります。どんどん熟成していくのを楽しむウィークデー。とても美味しいページになりました。
KINTOのオンラインショップや直営店などで配布しています。
Photos : Kaita Otome / Brandon Scott Terrell / Marisa Shimamoto / Mizuho Takamura / KINTO creative team
Editorial and writing : stillwater
Editorial Design : sutudionines
Recipe : Hisae Daikokuya